僕のお店が大阪府高槻市に初めてオープンした時から、一度も他のお店に行かれずにずっとずっと担当させて頂いている方がいつものように素敵な笑顔でご来店されました。
「今日は、ショートヘアーにして貰いたいの」
「・・・・・・」
「気分を変えたくて」
「かしこまりました。勿論、お似合いになられるデザインを提供させて頂きます」
僕は、いつもの様に淡々とデッサンを描いてお客様にご説明、ご提供させていただきました。
「うん。いい感じ。先生に任せるわ」
「絶対、綺麗にしますから!!」
長い間、この美容という仕事をさせていただいているから「何か」感じる様になりました。
その何かをお客様自らがお話をしてくださいました。
「私、乳がんになったの・・・」
Drに言われた事。
抗がん剤治療はしない事。
全て知り除く事。
・超音波エコー
・MRI
・血液検査
・レントゲン
・細胞針
・水抜き
「こんだけ検査した」
「徹底的に治療したらエエねん。」
僕は、この言葉でハサミに「助けたい」という気持ちが強く働きました。
僕の夢です。
「カットデザインで、気持ちを変えてあげて病気を治すお手伝いをしたい」
ただただ、強く思い 今まで通りもっともっと強く気持ちを込めて・・・。